ブラインドサッカー(以下ブラサカ)についての説明です。

1)ブラサカの基本

基準:約40m×20m(フットサルコートのサイズ)、エリアは3分割され、
攻撃・守備エリアのエンドラインから12m、中盤は残りの幅。
ガイドエリアはサイドから5m内で、キーパーエリアは5m×2m内のみ。
ゴール幅は現状フットサルゴール(縦2m×横3m)であるが、
2018年から国際試合と一部の試合でホッケーゴール(縦2.14m×横3.66m)へ変更。
※ピッチの多くはフットサルコートをそのまま使うことが多い。
ブラインドサッカーではサイドラインがない変わりにサイドフェンスがあり、100cm~120cm 角度10度以内。

ブラサカボール
ボール 60cm以上62cm以下
重さ 510g以上540g以下
気圧 0.4~0.6気圧 
※ブラサカボールの中には鈴が入っており、
それにより選手はボールの位置を把握する。

(フットサル 62cm~64cm以下 400g以上440g以下)
気圧同じのためフットサルボールより重たいです。

JBFA公認球このボールには以下のメッセージが書いてあります。
No Border But Mixture in Football
ボクらには夢がある。障がいのあるなしに関係なくサッカーでつながり、まざっていくこと。
日本ではじめてつくるこの音の鳴るボールもそんな夢のための大切な一歩。
ボールの音をきき、声をかけあい、仲間を信頼し立場も国境もこえていく。ボクらはボールひとつの力を信じてる。

このボールはJBFAストアで購入可能です。
JBFAストアブラインドサッカーボールの購入ページ

ブラサカボールの中身について

旧ボールをばらしたものになります。
ブラサカボールの音がなる仕組みとして中に「鈴」が入っていると表現することがありますが、
実際は左側のケースの中に鉛玉が入ってボールが動くことでなります。
そのためこのボールが壁やゴールポストなどに繰り返しぶつかることで
ケースがつぶれ音が聞き取りづらくなることがあるので、
試合中にレフリーの方がボールを鳴らして変えることがあります。

2)競技者について

(1) ブラサカの競技者の役割
・FP(フィールドプレイヤー)
・GK(ゴレイロ)
・ガイド(コーラー)
・監督(サイドコーラー)
FP4名、GK1名、ガイド1名、監督1名で1チームの構成。
FP以外は視覚障がいの有無は関係なく多くは晴眼者が勤める。

(2)視覚に関しての区分
視覚障がいでB1~3、晴眼に分けられる。
B1:全盲から光覚まで
B2:弱視(矯正後の診断で、視力0.03まで、ないし、視野5度まで)
B3:弱視(矯正後の診断で、視力0.1まで、ないし、視野20度まで)
晴眼者:上記該当以外
B2~3クラスの選手は、ブラインドサッカーと同時にロービジョンフットサルをしている選手もいる。
ロービジョンフットサルとは、弱視の選手が行うフットサル。
ブラサカでパラリンピックなど国際大会では、B1クラスの選手のみ参加可能。
パラリンピックでの種目名は「5人制サッカー」になる。
国内大会は競技普及のため晴眼者のプレーも可能で、
公式戦の場合は2名以上のB1~B3の選手がピッチにいる必要があるなどルールがある。
競技の公平性のため、ピッチ内のFPはアイパッチを貼った上にアイマスクを付けてプレーする。

(3)ブラサカのルール
フットサル競技規則を素に作成され、ブラサカ独自のルールがある。
一例として、
・音の出るボール。
・FPでボールを持った相手に向かうときは「ボイ」と声をだす。
・FPのアイパッチとアイマスクの着用。
・GK(ゴレイロ)のエリア制限(2m×5m)。
・GK、監督、ガイドは決められたエリア内の選手、
またはボールの位置により指示に制限がある。
などがあります。

上記内容は日本ブラインドサッカー協会(JBFA)のサイトより一部転載しております。
詳しくご覧になりたい方は、以下のJBFAサイトをご覧ください。
日本ブラインドサッカー協会公式サイト
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